6/29/2012
6/26/2012
帰城して2日目
気づいたらチコにいる。うだるほどの暑さを予想してたけど、なかなか快適な涼しさだ。ほんと、“気づいたら元の場所に置かれてる”感だ。
夏が騒がしくなるまで続けていたおやつのクロワッサンも、この3週間に何も起きなかったように復活している。
なんとも独り身って寂しいことでしょう?
大都会から田舎に戻ると、いかに何もないというか、人や多様性がないことを痛感する。あぁ、ZARD の My Friend がいい感じで奏でられてしまってる。
帰ってきて驚いたのは、自分が不在の間にアパートの上に住んでた人と隣に住んでた人、両方が move out していたことである。
しーーーん。
しーーーーーーん。
し、し、しーーーーーーーん。
とまぁ、こんな具合である。
こうなると寂しさも紛れるし、歌っちゃうか?
ライブハウスが如き、我がメインオフィス、イン チコ。
こんなうるさくても誰にも迷惑かからないってのは嬉しー。
とは言え、意外と1人に慣れるのも時間はかからない。2日で慣れてきてるのにちよっと驚き。
夏が騒がしくなるまで続けていたおやつのクロワッサンも、この3週間に何も起きなかったように復活している。
なんとも独り身って寂しいことでしょう?
大都会から田舎に戻ると、いかに何もないというか、人や多様性がないことを痛感する。あぁ、ZARD の My Friend がいい感じで奏でられてしまってる。
帰ってきて驚いたのは、自分が不在の間にアパートの上に住んでた人と隣に住んでた人、両方が move out していたことである。
しーーーん。
しーーーーーーん。
し、し、しーーーーーーーん。
とまぁ、こんな具合である。
こうなると寂しさも紛れるし、歌っちゃうか?
ライブハウスが如き、我がメインオフィス、イン チコ。
こんなうるさくても誰にも迷惑かからないってのは嬉しー。
とは言え、意外と1人に慣れるのも時間はかからない。2日で慣れてきてるのにちよっと驚き。
6/15/2012
大都会に埋もれて
ホームレスを見ることに常に引け目を感じる。
楽しいことがあっても、帰宅前に彼らを見ると一瞬でその幸福も遠のいていく。
他人が友達と幸せそうにホームレスの隣を過ぎていく時、彼女たちの身なりが豪華なとき、憤りやこの町に生きる虚しさを感じる。同時に、自分もその“他人“側に身を置いていることに恥じらいというか、身を切られるような痛み、それでいてその感覚がもやに包まれるのに気づいてる。
“無感覚な人間だけが幸福でいられるんだ“という岡本太郎の言葉を思い出す。たとえこの言葉が部分的に限定された定義であっても。
“幸福“と不幸が交差する紐が目にはっきりと見える町、サンフランシスコ。国、アメリカ。とはいえ、ホームレスに国境はない。
自分ももしかしたら、ホームレスになるかもしれない。先行きの見えない23歳の青年は、死と隣合わせでいるような感覚に恐怖を感じていると共に、妙な親近感とも言えるものをこの町で感じている。
昨日、父親の誕生日でメールした。返事はすぐに帰ってきた。『ありがとう もう52歳だよ あっという間に死んじゃうから早く一人前になってくれないと困るよ〜』
おれがこの世界に残せる価値は一体何なのか。それが今やるべき正しいことだと自分に言い聞かせながら続けて勉強する。偶有性にいつも不安を抱きながら信じる、ただおれは今生きているということだけだ。
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6/10/2012
Dad はかく語りき
おそらくヨーロッパから来たんだろう。
とあるカフェで勉強していると、とても美人な娘2人とそのお父さん、お母さんが自分の左前の席に座った。お父さんは一眼だけ携え、それぞれ軽装である。家族全体の服装はとてもシンプル、あっさりしていて、かつ似通っている。
娘2人はおそらく20代後半。自分よりも年上な女性の雰囲気にどこか羨望の念を感じる。
それにしてもこのお父さん。どうやら家族内での立場が低そうである。女3:男1。あまり喋らない。勝手にDと雰囲気が似ているとふと思う。父に似ているのか、せっかくカフェにやってきたこの家族の静寂は長い。
自分も将来あぁなるのか?とちょっと困る。大丈夫だろうか?唇を真っ赤にした Katy Perry にそっくりでもっと奇麗な店員さんは相変わらずせっせとテーブルを拭いて働いている。 黒髪に黒いTシャツ、赤い唇に加え青みがかった灰色の目の相性は抜群である。
娘達の時々の会話にお母さんもジョイン。お父さんは僕の席の右側の大きな窓ガラスをぼーっと見ているのか、もしかしたら珍しいかもしれないこのアジア人を見ているのか定かではない。窓の向こうでは黒人のおじさんが時に携帯をピコピコといじりながらサックスを路上で演奏している。下手でもなく、とりわけうまいというわけでもない。ただこの町の雰囲気を作る大きな手助けをしているのは間違いない。陽光の中、涼しいサンフランシスコに温かい雰囲気をかもし出す。
“さて、そろそろ行こうか。”という感じでこの家族は特に何を言うわけでもなくそっと立ち上がり始めた。お父さんは最後に立つ。
はぁ、行くのかい?という顔である。お父さんは完全に出遅れている。娘はすでに外で立ち話を始めた。そこにお母さんも、私もー、みたいに入る。実はお母さんが一番背が低くてジョインする時が可愛らしい。お父さんもようやくジョインし、なんとか会話に入っているようである。“ぼくここには行きたいのっ”。 低い立場といい、下から2番目の背の低さといい、双璧のごとき娘2人に必死な抵抗の様相である。合同した3人は歩き始めた。ジャズのおじさんはまだ演奏している。にも関わらずお父さん、なぜか反対方向に歩き始めている。いや、あの黒人のおじさんの方へと小走りしている。あ、お父さん!チップを渡したぞ!ジャズのおじちゃんはチップを何度ももらっているが、最後にがっちりと握手しあそこまでの笑顔を見せたのはお父さんで初めてである。家族内での立場は低いし、あんまり喋らないし、服装がTシャツGパンであっさりしてるけど、感謝の心を忘れない立派な1人の男である。
European dad in SF ! European dad in SF !
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