さわやかにシャワーから出た手前、朝10時、アリの軍団が我が城を攻め落とそうしていたとは全くもって気づかなかった。
エリア2の第二セクション(リビングのキッチン)第1、第2セクター(カウンターと床)から尋常じゃないほどの軍団が押し寄せている。その数、およそ30〜40。
今までにその兆候が全くなかっただけに 完璧なるゲリラ戦線である。
まさか30秒前までは幸福な時間に浸っていた男が、あ!っと言った瞬間に気づけば地獄に落とされているという、まったく、人生とは悲劇だ。
隠し兵器の掃除機の使用を即決、士気を奮い立たせるためにiTunesを流し始め、いよいよ10:05をもって宣戦布告。帰討戦の開始である。
隠し兵器は功を奏し、的の数を見る見るうちに激減させていく。しかし敵もさるもの、いたるところから出現し思った以上に総数は多い!第2セクターで帰討戦に手間取ると、第1セクターを落とされかねない極めてきびしー状況だ。
この戦争が泥沼化した原因はやはり手ごま数だ。兵力ならばこちらとて負けてはいない。なにせ敵を肉眼で確認後、コンマ5秒で吸い取れない場合は現役を引退する覚悟である。だが敵もなかなかにできると見える。隠し兵器が外に発する風を逆に利用し、吸引しようとする私から電光石火の総員退避。こちらの戦略を撹乱する見事な戦いである。また別の原因には、敵の巣窟の早期発見に至らなかったことが挙げられよう。
布告から45分。かくも激しい戦争にようやく終止符が打たれた。敵の群がるチーズのかけらを根こそぎ吸収、敵のほぼ壊滅にいたった。残兵が最後の抵抗としてあらがっているが、私の朝にようやく平和が訪れたようである。兵器のオフボタンを押してみると、あぁ、戦いの間はうるさくて聞こえなかった音楽が、新しい朝の平和とともに聞こえ始めている。
年に一回は虫湧くよな、そこん家。w
返信削除こういった伝統行事はまことにやめてもらいたい。 笑
返信削除でた。ありの季節かw
返信削除そうだ、そんな季節なのだ!今日はめっちゃ寒かったけど!
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