5/03/2012

女性論 エミールより

“自然は、女性に容易に(男性の)欲望を刺激する能力を与え、男性にはそれほど容易に欲望を満足させる力を与えないで、男性をいやでもおうでも女性の気分に依存させ、男性もまた女性の気に入るようにして、自分(男性)を強者にしてくれることを相手が承知してくれるように努力しないわけにはいかなくしているのだ。”

“そこで勝利を得た場合(告白の場面で)、••• 女性がいつも使う巧妙な手は、自分と相手との間にそういう疑問(女性に気に入られようとした自分の弱さが女性の強さに屈服したのか、それとも女性が自分の意志によってなびいたのか。)をいつでも残しておくことなのだ。この点においては女性の精神は完全にその構造に対応している。自分の弱さを恥ずかしく思うどころか、女性はそれを名誉にしているのだ。女性のやわらかい筋肉には抵抗力がない。••• 強い人間だったとしたら、女性は恥ずかしく思うに違いない。なぜそうなのか。それはきゃしゃに見せかけるためばかりではない、もっと巧妙な心がけをもっているからだ。女性は必要に応じて弱い者となる口実と権利をあらかじめ手に入れようとしているのだ。”



これどう思う?


.

0 件のコメント:

コメントを投稿