芸術史とは、価値の置き方、価値の解釈、その変遷の歴史だ。見えないし、概念をあつかうがために、最ももろく壊れやすいもの。そして、現代世界に深く根差した病気とも言える、物質主義に抗う重要なトゥールの1つだ。仮に後者を“強さ”と呼ぶなら、この“もろさ”と“強さ”の両方を包有する芸術という価値それ自体が美しく思えるのは自然なことだと思う。それは女性を目の前にした時と同じ感覚だ。
1つ法則や性質が、一見して全く関係のないように思える社会現象にとても酷似している場合はかなり多い。全ての事象は関係性の中に生まれるという“縁起”の概念がカチッと整合しているのを感じる。
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